米国の大手シーフードレストラン「レッドロブスター」の運営会社が経営破綻した。エビの食べ放題を常設メニューに変えたことで損失が拡大したなどとしている。米国南部フロリダ州に拠点を置き、大手シーフードレストラン「レッドロブスター」を北米で展開する会社は19日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を米国の裁判所に申請したと発表した。裁判所への提出資料によると、コロナ禍で利用客が減少し、インフレの影響で人件費が増えて経営を圧迫したことに加え、去年エビの食べ放題を常設メニューに変えたことで損失が拡大したなどと理由を説明している。この会社が運営するレストランはシーフードを味わえる有名チェーンとして親しまれ、米国でおよそ550店舗、カナダでは27店舗が展開されている。店舗は削減するものの破産の手続き中も営業は続けるとしている。日本でレッドロブスターを運営する会社は先月の時点で米国の会社とフランチャイズ契約を結んでいるものの経営母体は別などとしていて、日本の店舗運営に影響はないとしている。