谷保駅から歩いて4分ほど歩くとスナックがある。ちりママこと坂根千里さんは一橋大学の在学中にこのスナックでアルバイトをしていて、卒業後に先代のママから引き継ぐ形で事業承継をしたという。ちりママは「このままだと私の大好きなスナックが衰退してしまうということを知ったのと、ママの生きざまというのがかっこよかったので憧れてスナックの道を選んだ」と理由を話した。このお店がある谷保駅の界わいに先日、情報サービス大手のリクルートが調査しました家賃が手ごろで満足度が高い住み続けたい街ランキング2024の「東京23区を除く市部でファミリータイプで家賃12万円以下で1位を獲得した」という。谷保は一橋大学や東日本最古の谷保天満宮などがほか、大きな団地などもあるそう。ちりママは「昔ながらの商店街も残っていて新鮮な野菜やお肉とかも買えるし、田畑も広がっているし子育てしやすい街だなと感じている」と話していた。ちりママが引き継いで3年目、以前と比べて若いお客さんも2割ほど増えているという。