調査会社の不動産経済研究所によると、ことし1月から6月までの半年間に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの戸数は合わせて9066戸で、去年の上半期と比べて13.7%減少し、4年ぶりに1万戸を割り込んだ。千葉県と神奈川県で増えた一方、価格が高騰している東京23区で大幅な減少となり、全体を押し下げた形。一方、1都3県の新築マンションの1戸当たりの平均価格は7677万円と、過去最高だった去年に次ぐ水準となった。調査会社は「秋にかけて都心の供給戸数はやや戻ると見ているが、首都圏の価格の高止まりは続くとみられる」としている。