今回のスターは獣医師の齊藤朋子さん。齊藤さんは全国的にも珍しい野良猫の不妊・去勢手術専門の獣医師で、これまでに3万5000件超の手術を手掛けているという。この日は運ばれてきた猫12匹の手術をたった1人で行い、4時間かけて無事に終えた。齊藤さんは大学を卒業後獣医師となり、都内の動物病院で勤務していた33歳のころに猫の殺処分を食い止めるため獣医師たちが奔走していることを知ったそう。そこで2009年に専門の病院を都内に開設すると取り組みは次第に地域のボランティアに広まり、現在では関東や東北などにも活動の場を広げている。手術した猫は譲渡会で新たな家族のもとに送り出しているそう。また新たな仲間を増やそうと仲間の獣医にノウハウを伝えていて、多くの協力者を作ることで猫と人間が幸せに生きる社会を実現できると考えているとのこと。