ミラノ・コルティナ五輪で注目を浴びている、日本のスポーツメーカ「ヨネックス」。男子ハーフパイプで金メダルを獲得した戸塚優斗や、男子ビッグエアで金メダルの木村葵来、男子ハーフパイプの平野流佳、女子ハーフパイプの清水さら、工藤璃星、冨田せながヨネックスのボードを使って戦った。ヨネックスは1946年に新潟県長岡市で創業した。創業当初は漁の網に使う木製のウキを製造・販売していたが、プラスチックの登場によって大打撃を受けた。その後木工技術を活かした新規事業としてスポーツに参入し、最初にバドミントンのラケットを製造した。その後テニスラケットに参入し、当初アルミだったラケットにカーボンを使用し大きな転換点になったという。そこで培ったカーボンの加工技術を木製が主流だったスノーボードに活かし、1995年にカーボン製スノーボードを発売した。一般的なスノーボードは2.5~3kgの重さがあるが、ヨネックスの世界最軽量クラスは1.9kg。戸塚優斗が使用するモデルは市販されており、12万7600円。世界のスノーボード市場のシェアはアメリカのバートンやK2、フランスのロシニョールなど上位5社が7割以上を占めている(ShareFairの市場調査レポートを基に作成)。しかしヨネックスはトヨタ自動車グループや東レなどが開発している先進素材の採用を行い、独自構造の開発で技術の進化を進めているという。戸塚優斗は小学3年生の時にヨネックスのジュニア育成プログラムに参加し、「今の滑りの基になっている」と話している。ヨネックスじゃ2011年からは無料レッスン会を各地で開催するなど、日本人選手の育成にも力を入れている。
