中国と日本の30年物の国債利回りが実質的に逆転した。中国では内需が停滞しており、不動産不況が長期化して雇用情勢も厳しくなっている。消費者物価上昇率は0%台でデフレも懸念されている。そのため中国人民銀行は今年複数回利下げをして金融緩和に踏み出した。エコノミストは日中の金利逆転について「中国の高成長終えんの象徴的事例の1つ」と表現している。日本は、金融緩和を続けてきたが今ようやく正常化に向けて踏み出しているが、中国は禁輸緩和を強化する方向で対照的。中国はいま大きな転換期を迎えているといえる。
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