中華やイタリアンなどの料理を作れる調理ロボットを紹介。タッチパネルの指示に従って食材や調味料を入れると、自動で火力を調節し、2分ほどで炒飯が完成。調理したあとの面倒な洗い物も15秒ほど。調理を担うロボットなど、最新技術を集めた展示会が始まった。ロボットを開発する企業などこれまでで最多となる1000社近くが出展。弁当の容器に総菜を詰めているのもロボット。東京のベンチャー企業が開発。ポイントは、「ハンド」と呼ばれるこの部分の上に、内蔵されているカメラ。食材をつかんだときに、滑りやすさを瞬時に判断。硬さが異なる総菜を最適な力で形を崩すことなく詰めることができる。人の手が必要な工程が多く、人手不足が深刻な課題となっている食品業界。課題の解決につなげる新たな発想と技術を持つベンチャー企業の出展が年々増えている。展示会を主催・日本食品機械工業会・南常之副会長は「いかに省人化、機械化でっきるのかというアイデアを探している客が非常に多い」と語った。