能登半島地震で大きな被害を受けた七尾市の和倉温泉では20余ある宿泊施設のほとんどが休業を余儀なくされ、当面観光客の受け入れができない見通し。旅館や商店、住民の代表などが新たな協議会を立ち上げ、にぎわいを取り戻すための復興プランを策定することになった。きのうの初会合で協議会は生業や生活の再建に向けた議論を重ね、復興プランを来年2月ごろに公表することを申し合わせた。意見交換で住民から「大型のクルーザーが入れるマリーナを整備する」などといった具体的な提案が出された。和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会代表・多田健太郎が「客だけでなく住民も楽しく暮らせる、子どもたちがこの街に住んで未来を描けるような温泉地にしていきたい」とコメント。