能登半島地震の発生から今月で8か月となる中、富山県と石川県で被災した町並みや消防隊の救助活動などの様子を捉えた写真の企画展が富山市で開かれている。このうち石川県輪島市の朝市通り周辺を写した写真では大規模な火災が起きて車や建物など地区一帯が焼けていて被害の大きさを物語っている。また、氷見市で全壊した住宅をことし1月に撮影した写真では建物が屋根ごと崩れて木材や瓦などが道路をふさいでいる。このほか、会場のパネルでは地震の発生後、富山県では津波警報が発表され、富山市では80センチの津波が観測されたことや、富山県の緊急消防援助隊が石川県珠洲市で救助活動をした様子などが紹介されている。能登半島地震で富山県では54人がけがをして2万1698棟の住宅に被害が出た。企画展は来月31日まで。