ことし七尾市では伝統的な嫁入り道具の「花嫁のれん」を展示する催しが地震のため中止となったが、来月、東京で開かれることになり準備が進められている。七尾市中心部の一本杉通りで毎年、春に開かれていた「花嫁のれん」を展示する催しは能登半島地震で通りの建物のほとんどに被害があり中止となったが、東京の施設が能登を応援しようと展示会を開くことにした。展示会に向け花嫁のれん館には地元の関係者が集まり、「鶴と亀」や「くじゃく」を友禅染で描いた花嫁のれんを風呂敷に包むなどして、準備を進めていた。「花嫁のれん展」は来月2日から10日まで、東京都文京区の旧安田楠雄邸の庭園で開かれる。