日本酒や焼酎、泡盛など、日本の伝統的酒造りが、ユネスコの無形文化遺産に登録されることになった。各地から喜びの声が聞かれた。500年以上にわたり伝承されてきた日本の「伝統的酒造り」。喜びの声は被災地からも。能登半島地震で被災・酒造会社・八木隆夫社長は「ようやく新酒を出せるような状態になった。大変ありがたいタイミング」と語った。東京・中野区にある日本酒バーでもユネスコ無形文化遺産登録決定を喜ぶ声が聞かれた。日本産の酒は海外でも人気。中でも中国は、4年連続で最大の輸出先となっている。中国・上海のバーでは、日本酒を中心に100種類以上の酒をそろえている。オーナーは「日本酒の味、種類、文化にもっと触れれば、少しずつ日本酒を好きになっていく」と語った。お酒といえばこの人、酒場詩人・吉田類さんは「最高。日本のお酒のレベルの高さを分かってもらえる喜びが加わる味に」と述べた。