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「伊江島(沖縄)」 のテレビ露出情報

沖縄本島の北部にある伊江島は、80年前の太平洋戦争末期に”沖縄戦の縮図”といわれる住民を巻き込んだ凄惨な戦いが行われた。今年、伊江島で生き抜いた兵士の話を元にした映画「木の上の軍隊」が完成。先週から沖縄で先行公開されている。映画の撮影地であるミースィ公園の真ん中には、大きなガジュマルの木があり、映画の中でも重要な役割を果たした。ガジュマルは撮影後も残され、一般の方でも見ることができるようになっている。
映画は太平洋戦争の末期、木の上に身を隠した2人の兵士が戦争が終わったことを知らないまま、2年間を生き抜いた実話を描いている。堤真一さんと山田裕貴さんが主役を務める。沖縄戦をテーマにした作品に出演するのは初めてだという2人は、戦争の歴史を伝えていく大切さを実感したという。映画のメインセットとなったガジュマルの大木は、撮影のために島内の別の場所から移植された。木の上という特殊な環境での撮影で堤さんと山田さんは、それぞれ特別な思いを抱いたそうだ。撮影場所から400mほど離れた場所に2人の兵士の命を救ったという実際のガジュマルの木が残っている。樹齢は250年で一昨年の台風で傷つき、一部だけが残る形となったが、命の大切さを伝えるガジュマルとして保存されている。ガジュマルの管理を続けてきた宮城孝雄さん(75)は、沖縄戦の話をガジュマルとともに子どもたちに語り継いできた。
宮城さんは子どもに伝えている思いについて、「木の軍隊のテーマが生きるというテーマ。子どもたちには語り部という立場で話した。木の上で2年間、耐え忍んで生きてきたというのは、ふるさとや家族に絶対に生きて帰って会いたいという決意が心を支えていたのではないかと思っている。子どもたちには平和の尊さを伝えていきたい」と話した。ガジュマルの木も新しい平和学習の場として残される。さらに今回、映画撮影をきっかけに新たな遺骨も発見された。
去年8月、資材置場で映画で使う木を一時的に植えるために穴を掘っていたところ、旧日本軍のものとみられるヘルメットや水筒とともに、20人分に相当する遺骨も見つかった。伊江島での遺骨発見は約20年ぶりだという。沖縄では各地で遺骨収集が続けられているが、伊江島では久しぶりの遺骨発見と沖縄戦の映画撮影中だったということもあり、沖縄県内でも驚きが広がった。伊江島では今年、不発弾も見つかり、沖縄戦の影響は続いている。戦後80年経ったが、沖縄戦の戦後はまだ終わっていない。映画「木の上の軍隊」は現在、沖縄で先行上映されている。全国では7月25日から上映を予定している。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年6月19日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーンNEWS日替わりプレート
沖縄本島の北部にある伊江島は、80年前の太平洋戦争末期に”沖縄戦の縮図”といわれる住民を巻き込んだ凄惨な戦いが行われた。今年、伊江島で生き抜いた兵士の話を元にした映画「木の上の軍隊」が完成。先週から沖縄で先行公開されている。映画の撮影地であるミースィ公園の真ん中には、大きなガジュマルの木があり、映画の中でも重要な役割を果たした。ガジュマルは撮影後も残され、一[…続きを読む]

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