福島県会津地方では彼岸獅子と呼ばれる伝統芸能が3月の彼岸の時期に行われている。彼岸獅子の昭和50年放送の映像が流れた。北会津村の小松は彼岸獅子の伝統を守ってきた村。彼岸獅子はお彼岸の中日にその年の五穀豊穣・家内安全を祈って踊る獅子舞。獅子頭は彼岸が近づくと箱の中で音を立てて外に出たがると信じられている。小松彼岸獅子の踊りは会津の彼岸獅子の中でも特に踊りが激しく難しいと言われている。会津若松への長い道のりを通り囃子に乗って休まず行進するのが小松獅子団の昔からの習わしとなっている。獅子はあちこちの街角などで家内安全を祈って踊り、この日は小松獅子団と東神指獅子団が共演した。