アメリカと中国の閣僚級による貿易協議が9日、イギリス・ロンドンで始まった。米中貿易協議は先月スイスで開催されて以来2回目で、アメリカ側はベッセント財務長官ら、中国側は何立峰副首相が参加している。中国によるレアアースの輸出規制などが主な焦点で、両国の対立緩和につながるかが注目されている。米中は先月の協議で互いに追加関税の引き下げなどで合意したが、その後、トランプ大統領がレアアースの輸出規制を念頭に「中国が合意を破った」と批判していた。トランプ氏は先程記者団に「交渉は順調に進んでいる」、「私たちは中国市場を開放したい」と改めて強調した。協議は10日も実施の見通し。