日本時間午前8時、ドジャースのチームカラー青のネクタイを締め壇上に上がった大谷翔平選手。背番号17のユニフォーム姿を初披露した。感謝の言葉から始まった入団会見では世界中が気になっていたあの質問が。今季ア・リーグMVPを受賞した際に大谷選手と一緒にテレビ出演していた犬。世界中が気になっていた大谷選手の犬の名前が「デコピン」と明かされた。アメリカ人は発音的に難しいので元の名前がデコイって言うのでアメリカ人に説明するときは呼びやすいデコイっていうふうに紹介していると明かした。さらに話題になったのが通訳の水原一平さんの「His name is デコピン」との一言。大谷選手の愛犬はオスだと判明。名前が明かされるとSNSのトレンドランキングでも世界1位になるなどデコピン関連の検索ワードが急浮上。そして約30分の会見で大谷選手がしきりに口にしていたのは勝利への執念。2012年、プロ野球選手として歩み始めた大谷選手。2016年に日本ハムで日本一に輝いた。そして今年のWBCではエースとして侍ジャパンを牽引。世界一奪還を果たした。しかし、6年間にわたり在籍したエンゼルスではワールドシリーズ制覇はおろかプレーオフ進出も叶わなかった。移籍先のドジャースは7度のワールドシリーズ制覇を誇る名門。11年連続でプレーオフ進出を果たしながらも満足していないチームに勝利へのこだわりを感じた大谷選手。勝利への執念は契約内容にも。10年総額1015億円と史上最高額の契約を結びながらも大谷選手の提案により年俸の大半は契約期間後に支払われることに。これによりドジャースは大谷選手加入後もさらなる選手の補強に資金を回すことができるようになった。シーズン中に痛めた右ひじ靭帯を手術したため来シーズンは打者に専念する大谷選手。来年3月20日の開幕戦については「十分に開幕に間に合うんじゃないかなと思う」と話した。悲願のワールドシリーズ制覇へ新たな一歩を踏み出した。