政府の備蓄米について。きのうから、入札への参加を検討している事業者向けの説明会が始まった。農林水産省で行われた説明会には、JAの担当者をはじめ、集荷業者などおよそ200人が参加した。政府が放出するのは21万トンで、初回は15万トン分になる。入札が行われたあと、備蓄米が落札した事業者に引き渡されるのは来月の半ば以降で、スーパーなどの店頭には来月下旬以降、順次備蓄米が並び始める見通し。政府の備蓄米について。スーパーの店頭では、備蓄米であることを袋などに明示する必要はなく、卸売業者やスーパーなどの判断に任せられる。農林水産省は、通常の銘柄米として売るケースやほかの銘柄と混ぜてブレンドして売るケースがあるのではないかとしている。今回放出されるのは、令和5年産米と令和6年産米。江藤農林水産大臣は、それぞれのコメで作ったおにぎりを違いが分かりやすいようにわざと冷ましてから食べ比べをした。「どれが6年・5年なのか区別がつかなかった、私も局長も課長も誰も区別がつかない」と述べ、味や品質には自信を持てるということだった。入札に向けた事業者向け説明会はきょうも行われるということで、政策の効果に期待したい。