政府はコメの価格高騰について需要に対して生産量が不足していたことが原因だと認め、コメの増産に踏み切る方針を明らかにした。政府はコメの価格高騰について検証を続けてきたが、きのう行われた閣僚級会議でコメの需要量や生産量の見通しが不十分だったにも関わらず、生産量は足りていると判断したことが高騰の原因であること、さらに、備蓄米を放出するタイミングや方法が適切でなかったことが、さらなる価格高騰を招いたなどと説明。その上で石破総理大臣は「増産にかじを切る」と明言し、事実上行われてきたコメの生産調整を見直す考えを明らかにした。これまで農林水産省は「コメの生産量は十分にあり、価格高騰の原因は流通上に問題がある」などと繰り返し説明してきたが、これを翻した。
