松山城では毎年この時期、この1年にたまった汚れを落として厄を払おうと、国の重要文化財の天守を休館にして大掃除が行われていて、きょうは管理事務所の職員など約15人が参加した。初めに高いところのすす払いが行われ、その後雑巾を使って窓枠や壁などの汚れを丁寧に拭き取った。松山城は、ことし7月に城山で発生した土石流の影響で一時客足が遠のいたものの、外国人観光客が増えたことなどから、ことし10月末までに天守を訪れた人は、去年の同じ時期より2万人ほど多い約40万人にのぼったという。松山城は元日、初日の出を見に訪れる人のため、ロープウエーを午前6時から運行することにしている。