日銀の3月の短観、企業短期経済観測調査で大企業製造業の景況感は4期ぶりに悪化した。景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業をひいた「業況判断指数」は大企業と製造業で前回調査の去年12月から2ポイント下落し+11となった。悪化は4期ぶり。ダイハツ工業などトヨタ自動車グループの認証不正問題による生産停止が響いた。また鉄鋼など関連する産業のあおりを受け悪化している。一方大企業の非製造業は前回より2ポイント上昇の+34だった。改善は8期連続で約33年ぶりの高い水準。特にインバウンド需要を背景に宿泊・飲食サービスが堅調だった。