新たな会計年度の予算案をめぐり、与党民主党と野党共和党の間で合意に至ってこなかったアメリカ。政府機関の一部閉鎖の懸念も高まっている。29日にはつなぎ予算の案については議会下院で採決が行われたが共和党の保守強硬派の議員などの反対で否決。与党民主党との協力に舵をきったのは共和党のマッカーシー下院議長。バイデン政権が求めていた災害復旧支援の予算を盛り込んだ。しかし、身内の共和党からは90人が反対し保守強硬派は議長の解任動議を出すかまえ。つなぎ予算にはウクライナ支援は盛り込まれず。ウクライナの軍事支援は今後数ヶ分は確保されているがそのつなぎ予算の期限が切れる11月半ばまでの議論が鍵になるという。