プーチン大統領の支持率は80%でウクライナ侵攻前より上昇していて再選は確実。国民の支持を得たとしてさらに攻勢を強める可能性がある。同時に国内の反戦の声は徹底的に取り締まり、言論の自由への弾圧はさらに強まると考えられるという。プーチン大統領は世界中に多くの不安定要素を作り出し、欧米の力を分散させたいと考えていて、ガイアナやコソボでの軍事紛争を焚き付ける動きを見せる可能性もあるという。アメリカ・バイデン大統領は危機感を持っていて、「ウクライナを掌握してもプーチン大統領はストップしない。ロシアがNATO加盟国への攻撃を仕掛けてアメリカを戦争に引きずり込む恐れがある」と警告している。吉永さんは「アメリカは共和党が力を持っていて物理的支援も不可能な状況。来年になると再来年の大統領選挙に向けてそれどころではないという状況になるのではないか。関心が薄れ疲労感だけ残ってきている現状にゼレンスキー大統領は焦りを感じているのでは。ウクライナでは選挙もできない状況で、選挙で国民の信頼を得たという形にすることもできず、さらに政権内部でも不協和音が生じていてウクライナの情勢は厳しくなってくると思う」とコメントした。末延さんは「ロシアのやり方は民主独裁といわれ、それを中国に乗っかって中東・アフリカ・南米に手を出していく長期戦略が非常に怖い。アメリカは分断していて日本はパーティー券問題でストップしているが、早く片付けて世界で発言し、新しい国際秩序のなかで日本がリーダーシップをとっていかなくてはいけない。ロシアが軍事的に占領した地域で大統領選の投票をするのは非常識の極み。」とコメントした。