円相場は1ドル約153円台と円安が進んでいる。きのう午後9時半に1ドルあたり152円を超えると円安が加速し1990年以来の規模となっている。背景にはアメリカの3月の消費者物価指数が市場予想を上回っていることでFRBの利下げ観測が後退していることがある。日銀もマイナス金利を解除したものの、日米の金利差は開きが存在しこれが円安につながっているものとみられる。鈴木財務大臣や神田財務官が円安について言及を行って牽制するなど為替介入への警戒感も高まっているが、これによるインフレへの懸念もあり精肉店では輸入肉の仕入れ価格は1.5倍~2倍ほど値上がりしているという。