フィスコNY・平松京子が電話で解説。ドル/円予想レンジ:153.80円〜154.80円。アメリカの第4四半期GDPの成長が、予想を下回りドル売りが強まった。ECBは定例理事会で予想通り0.25%の利下げに踏み切り、追加利下げの可能性も示唆され、ユーロの売り圧力になった。本日はFRBがインフレ指標として特に注目のコアPCE価格指数をにらみ、ドルはもみ合いが予想される。注目ポイントは米国トランプ新政権の政策をうかがう。金融政策当局者は政策が決定し、経済やインフレへの影響を判断するまで政策修正を躊躇。米国経済は堅調乍ら減速している兆候も見られる。当面は新政権による関税などの政策待ちで、為替市場も方向を定めることが困難。発言や報道で粗い展開が予想される。トランプ大統領はすでにメキシコやカナダに25%関税を付加するとしたが、中国への関税決定には時間を要する模様。最終的にはドルを基軸通貨としての地位を維持することを重要視していることを考慮するとドルの下値は限定的になるなどと解説をした。