ことし7月、厚労省が発表した国民の生活に関する驚きのデータ。高齢者世帯の約6割が「生活が苦しい」と回答(厚労省「2023年国民生活基礎調査」より)。前年から10ポイント以上増加し過去最悪。今月から追い打ちをかけるように2900品目以上で値上げ。より厳しくなっている家計の状況の中、懸念されるのは低栄養シニアの増加。物価高の影響や身体機能の衰えで小食になることなどにより栄養不足に。めざまし8はその食生活を取材。東京・北区在住の小川新三郎さんのきょうの献立は1パック分の納豆をかけたご飯とコンビニで購入した豚の角煮。物価高の影響で野菜は購入しなかったと言う。食費は1カ月で約3万円。普段はレトルト食品やインスタント麺などで食事を済ませることが多い。専門家によるとこの食生活では野菜などに含まれるビタミンをはじめ摂取カロリーが足りず、低栄養状態の傾向にあるという。増加する“低栄養シニア”。どうすれば防げるのか。家族が気づけるサインを紹介する。