「核兵器禁止条約」締約国会議への日本の参加について。2017年に採択され2021年に発効。核兵器の開発、製造、保有、使用を禁止。署名は94の国と地域、うち批准は73の国と地域。一方で核保有国である米国、英国、フランス、ロシア、中国は不参加。日本は核保有国が不参加などを理由に参加していない。日本被団協が求めるのがオブザーバー参加。条約を批准していない国、団体が締約国会議を傍聴、意見を述べる。議決権はない。NATO加盟国のノルウェー、ドイツもオブザーバー参加。第1回会議では34の国と地域、第2回会議では35の国と地域がオブザーバー参加。石破総理は先月16日の参院予算委員会でドイツなどの参加に言及。石破総理は「核廃絶を目指してどのような議論を検証してきたか検証したい」と述べる。ただきのうの日本被団協の要請については明確な回答はなかった。日本被団協・和田氏は「日本政府は被爆者支援や環境修復などの知見を活かせる。ぜひ一緒にあの場にいてほしい」。田中代表委員は「改めて意見を交換する場を作らないといけない」などと話してくれた。スタジオでは北朝鮮・ロシアなど地政学的にリスクがあるなどとし、今後の対話が必要といったコメントや官邸での総理と日本被団協の代表者との対話の少なさに対して嘆くようなコメントがスタジオでは聞かれた。
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