ロシアのウクライナ侵攻から間もなく2年を迎える。キーウの大学に通っていたヤナさんは、1年半前に日本に避難しNGOの支援を受けて日本の大学院に通っている。現地には家族や友人が残っているという。政府は19日、ウクライナの復興に向け経済復興推進会議を開いた。ウクライナの政府や企業の関係者を招き、農業・IT・デジタルなどの分野で日本企業の技術を生かしてウクライナ側と50以上の協力文書を交わした。そこに参加した企業の1つの駒井ハルテックは、同じ方の風力発電機をウクライナの天然ガスのプラントに導入することを検討。メインの電源が遮断されても使用できる補助の電源として3基設置予定で、19日ウクライナ側と合意文書を交わした。支援の課題は、日本企業がどこまで現地に入れるか。日本政府は、危険度が最も高いレベル4の「退避勧告」を出しているが、復興に関与する企業などの関係者に限りキーウに渡航できるよう緩和するという。日本に避難しているウクライナ人留学生のヤナさんは、今後勉強を続け将来はウクライナの復興に携わりたいと考えている。