インドネシア人の介護福祉士、エルマさん。難病の女性の自宅で食事の介助や体の向きを変えるなどの訪問介護を行っている。日本での介護の仕事の需要を知り、役に立ちたいと18歳で来日。専門学校で学び、3年ほどで資格を取得。外国人の「訪問介護」は「介護福祉士」の資格を持っている人に限定されていて、資格のない外国人には認められていない。しかし、深刻な人手不足が現場を悩ませていることから、厚労省の検討会は特定技能や技能実習などの外国人も訪問介護を担えるようにすべきとする報告書の案を了承。ただ、事業者には日本の生活様式の研修や最初は別のスタッフと一緒に訪問するなど一定の条件を求めている。今後ますます高齢化が進む中で、相互理解が求められている。