千葉県内で暮らす遠藤莉代さんは3年前、仕事で思うような成果を出せずに悩む中で1冊の絵本「もうじきたべられるぼく」と出会った。作品が描かれたのは10年以上前。SNS上で反響が広がり出版につながった。遠藤さんが心を動かされたのは最後のページに書かれていた「せめてぼくを食べた人が自分のいのちを大切にしてくれたらいいな」。親の悩みにこたえる絵本も注目を集めている。「だいじだいじどーこだ?」は子ども向けの性教育の絵本。絵本の2024年推定販売額は368億円と2011年の統計開始以来最高額を記録。絵本ナビ編集長・磯崎園子さんは情報があふれる今の時代だからこそ洗練されたシンプルな表現が人々の共感を広げていると話していた。
