厚生労働省によると、今年6月に申請された生活保護の件数は全国で2万100件で、前年の同月に比べて1581件、率にして7.3%減った。生活保護の申請は前年の同月と比べると、今年2月以降は2か月連続で下回り、4月からは2か月連続で上回ったが、再び減少に転じた。生活保護を受給している世帯は全国で165万645世帯と前年の同月と比べて1345世帯、率にして0.1%増加している。厚生労働省は生活保護の申請件数は直近10年の同月で見ると4番目に多く、物価上昇の影響が国民生活の様々な面で生じている可能性があり、注視が必要。生活に困っている人はためらわずに自治体の窓口に相談してほしいとコメントしている。