今日から参議院でも始まった与野党の論戦。高市総理は冒頭から任命責任をめぐり謝罪した。野党が追求したのは佐藤啓官房副長官ら裏金問題に関わった議員の要職への起用。高市総理は国会運営に混乱をきたしていると陳謝する一方、再起の機会を与えていただきたいと続投への理解を求めた。午後行われた衆議院での論戦には国民民主党の玉木代表が登壇、経済政策について質した。玉木代表は、任期中増税はしないという方針で間違いないのかと質問。高市総理は、税率を上げずとも税収を増加させることを目指してまいりますと回答した。玉木代表は、年内にも解散総選挙との話も出ていると聞くがそのようなことを考えているのかと質問。高市総理は、今は解散について考えている余裕がございませんと回答した。公明党の斉藤代表は野党として政治とカネの問題をめぐり鋭く問い詰めた。斉藤代表は、いつまでたっても終わらない政治とカネの問題に一刻も早く決着をつけるべきと質問。また議員定数1割削減をめぐっても、比例区のみの削減は少数の民意は切り捨てても構わないという考えで民主主義の破壊だと迫った。高市総理は、各党各会派とも真摯な議論を重ねていきたいと考えていると回答した。
