きょうの主な流れは、午前中に臨時閣議で石破内閣が総辞職。午後、衆参両院の本会議で首相指名選挙がある。その後閣僚名簿の発表、皇居で首相親任式、閣僚認証式が行われ最初の閣議が開かれる。きょう付けの朝日新聞「女性登用・裏金問題 焦点」の記事では、「高市氏は総裁選で自身が首相に就任した場合、多くの女性議員を閣僚に据える意向を示していた。ただ、過去最多の5閣僚を超える登用は困難だとの見方が強まっている」としている。また「もう一つの焦点は、裏金問題に関与した議員を閣僚に充てるかどうか」としている。きのう連立政権の樹立に正式合意した、自民党と日本維新の会。自民党の新たなパートナーとなった日本維新の会は、2010年4月に「大阪都構想の実現」を掲げ地方議員30人で地域政党「大阪維新の会」として発足した。維新が自民党に提出した12の政策項目には、「ガソリン税の暫定税率の廃止」「社会保険料の引き下げ」などが盛り込まれた。特に譲れないと訴えるのは「衆議院の約1割にあたる50議席の議員定数削減」。比例代表の定数を減らすことが念頭にあるとみられているが、仮に衆議院の比例代表の議席を50議席減らした場合JNNの分析では公明や共産が20%減となるほか、参政、保守など少数政党が2議席を失う可能性がある。去年の衆院選で獲得した24議席の内20議席が比例当選だった公明党など、野党からは批判も上がっている。60歳以上女性の視聴者からは「少数政党の意見が反映されなくなる。反対」などの声が寄せられている。きょうにも総理指名を受けるとみられる高市氏。26日からはASEAN関連首脳会議が始まり、28日前後にはトランプ大統領が来日予定。月末にはAPEC首脳会議が控えており、その手腕が早速試されることになる。
