第35回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者が発表された。受賞者の発表は東京、パリなど6つの都市で行われた。絵画部門はフランスの現代アーティスト・ソフィ・カルさん、彫刻部門はコロンビアの彫刻家・ドリス・サルセドさん、建築部門は紙製の筒を活用した文化施設や仮設住宅を手掛ける建築家・坂茂さん、音楽部門はピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュさん、演劇・映像部門は「グリーン・デスティニー」などで知られる台湾の映画監督・アン・リーさんに決まった。きのう都内で行われた発表会見には坂茂さんが出席し、受賞の喜びを語った。会見では、若手芸術家奨励制度に選ばれたインドネシアのコムニタス・サリハラ芸術センターの表彰式も行われた。