今日、日経平均株価がバブル期の1989年に記録した最高値を更新。さらに、午後にも史上初の3万9000円台を突破。終値もバブル期を超える3万9098円68銭となった。バブル期から証券会社で働く人は「感慨深いものがある」などと話した。前回の最高値をつけた1989年12月はバブル景気の絶頂期。土地神話が広がり東京の土地価格は高騰。ベイエリアに超高層住宅が登場し、繁華街ではタクシー争奪戦が勃発。当時からタクシー運転手を続ける男性は、今の景気について一般市民は給料があまり上がっていないので期待はないという。別のタクシー運転手も好景気の実感はゼロだという。物価高の中、実感が伴わないという声もあるなか、専門家は今回の株高はバブル期とは違い実態が伴うため、きちんと賃上げが続けば暮らしに恩恵をもたらすと話す。