きょう衆参の議員運営委員会の理事会が開かれ今月21日に臨時国会が召集されることが決まったが、次の総理を選ぶ指名選挙の日程については野党側の意向で合意には至らなかった。そんな中、きょうは政局の行方を左右する大きな動きが目白押しとなっている。つい先ほど始まった自民・高市総裁と立憲・野田代表の党首会談。このあと国民民主党の玉木代表との党首会談も行われ協力を求めると見られている。さらに維新の会・吉村代表と高市総裁の会談が明らかに。さらに野党候補一本化のカギを握る立憲、維新、国民の3党党首会談も。野党の駆け引きが激化する中、きのう各党のナンバー2が慌ただしく協議に入った。国民の榛葉氏と自民の鈴木氏の会談では国民民主との連立を視野に連携を打診したという鈴木幹事長。一方の国民民主・榛葉幹事長はガソリン税の暫定税率の廃止、年収103万円の壁から178万円への引き上げを年内に実現できるかを確認。また、自民党の政治とカネの問題にも触れた。国民の榛葉氏と公明の西田氏の会談後、榛葉氏は「今後、公明党と国民民主党の国会内での連携を深めるために速やかに国対委員長会談を開催しようではないかと一致した」と語った。さらに時間を空けることなく行われた野党3党揃い踏みの幹事長会談(国民・榛葉×立憲・安住×維新・中司)では総理大臣指名選挙で玉木代表の名前を書くかどうかや、それに伴う政策協議が行われたとみられるが、会談後、立憲・安住幹事長は野党統一候補として国民民主の玉木代表だけでなく、他の人物の可能性もあることを示唆した。維新・中司幹事長は維新としては国民民主と立憲が政策の一致点を見いだせるかどうかを重要視しているという。
