先月発表された調査によると、小学生~高校生の子供がいる家庭の8割以上で子供が「朝起きづらい」と感じていることが明らかに。その中には自律神経の乱れによって起きる起立性調節障害という病気が潜んでいるかもしれない。起立性調節障害と診断された中学3年生の男性。朝起きることができず午後登校の場合もあるという。本来は仰向けの状態から起き上がると一時的に下半身に溜まった血液が自律神経の働きで全身に行き渡るが、起立性調節障害の場合は自律神経の働きが悪く全身に血液が行き渡らない。このため脳の血液が不足し、立ちくらみ・めまいなどの症状が起き、朝起きられなくなる。第二次性徴期のホルモンバランスの変化などが原因で起きる起立性調節障害。小さなお皿に少しだけ盛られたおかゆ。これは高校1年生の女性の症状が重かった中学1年時の夕食。自律神経の乱れが腸に影響し、腹痛が続くことで食欲がなくなる場合もあるという。2人は起立性調節障害の当事者たちがつくるNPO法人に所属。病気への理解を広めようと講演も行っている。こうした活動もあり近年理解が広まっている起立性調節障害。ただ、過去に発症した人には心ない言葉を受けた人も。人気モデルのみりちゃむ。中学1年生の時に起立性調節障害を発症。毎朝、頭痛・吐き気に見舞われ、症状が改善し始めた昼過ぎから登校する生活。特に悩んでいたのは怠けているだけという誤解。少しずつ病気を理解してくれた母親の支えがあったことや通院して薬を飲み続けたことで高校時代には症状が改善したという。大切なのは周囲の理解とサポート。子に寄り添う保護者もいる。現在23歳の長女と18歳の次女がそれぞれ中学生の時に起立性調節障害と診断された野澤菊枝さん。娘たちは立ち上がれない状態に陥り、受験相談でも病気の理解を得られないなど、様々な問題に悩まされてきた。そこで午後から通える高校を探して進学すると徐々に症状が落ち着いたこともあり長女は5年かけて卒業。次女も同じ学校を選択。現在は起立性調節障害を知ってもらうための団体を立ち上げ活動している。周囲から誤解されがちな起立性調節障害。確認するために見るべきポイントは?周囲の大人に求められることは?
