小学校の教科書に登場する唐獅子図屏風や、豊臣から徳川政権へ移り変わる際の京都を描いたとされる洛中洛外図屏風など、現在167件が国宝に指定されている絵画。その中でも特に貴重だと言われているのが源氏物語絵巻。平安時代末期の宮邸絵師らによって制作されたとされる約850年前の作品。紫式部の源氏物語を絵で表した作品の中では、現存最古と言われている。源氏物語の主人公の光源氏が月見の宴に招待された場面は二千円札の図柄に選ばれた。その特徴は人物の表情。引目鉤鼻と言われる日本の伝統的な描き方で、登場人物は皆目を細い線、鼻をひらがなの「く」のように描かれている。問題「細い目・鼻で描くと得られる効果は?」の出題。選択肢Aは顔を小さく見せる、Bは感情を想像させる。正解はBの「感情を想像させる」。
