自民党総選挙は推薦人確保が本格化。上川外相の陣営幹部は「少なくとも10人は確保できていて、さらに広げていきたい」と話している。上川外相にも手応えを感じている様子がうかがえる。上川外相は当初、麻生副総裁や岸田派からの支援を得られず推薦人集めに苦戦を強いられていたが、最新情報では派閥横断的な支持を徐々に拡大。これまでの取材で複数の閣僚経験ある女性議員が推薦人になる意向を上川氏に伝えたことが判明。複数の上川陣営幹部は「10〜15人に近い推薦人が確保できそう」と話す。あるベテラン女性議員は「これで出られるだろう」と話している。しかし出馬に必要な20人を確保できるかは見通せていない。高市経済安保相も推薦人確保に苦戦。理由の1つは前回支援を受けた安倍元首相のバックアップが今回はないこと。2つ目は裏金事件の影響で安倍派からまとまった支援を得づらいこと。3つ目は“基盤”支持層の保守系議員の支持が他の候補に分散してしまったこと。高市氏は「乱立したことで支持してくれると思っていた議員が他陣営に引きはがされた」と嘆いていたという。前回の総裁選では国会議員票を114票獲得したが、議員の支持をどこまで広げられるかが課題。
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