連立協議が難航している自民・公明両党はきょう午後党首会談を行う。公明党幹部の一人は企業・団体献金をめぐって公明案を丸呑みしなければもうお別れだと突き放していて26年の自公関係に終止符を打たれる可能性が高まってきた。公明・斉藤代表は高市総裁が選ばれた後2度の会談し連立継続の条件に「政治とカネ」に対するけじめ、特に企業・団体献金の規制強化を迫った。自民・執行部は公明案では地方議員が直接献金を受け取れず地方組織の崩壊に繋がる恐れがあるとして全体に受け入れられないと譲らない構え。自民・公明両党は主張が平行線のまま午後党首会談に臨む。公明党は政治とカネにクリーンであることが看板だったが連立を組む自民の裏金問題の影響で衆参の国政選挙に大敗し攻勢が傾いたことで自民側に対する不信感があった。公明側ではこうした考えを高市氏側に伝達したが裏金問題で処分された萩生田氏を要職起用するなど公明側の主張が軽んじられていると受け止めたものとみられる。党首会談の自民党の回答次第ではきょう連立離脱を表明する見通し。
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