8月3日。ノンフィクション作家・澤地久枝さんは、毎月3日に必ず足を運ぶ場所がある。国会前、安保関連法をきっかけに澤地さんが始めた抗議活動は今年で10年目となった。願いは一貫している。「戦争を繰り返すな」。参加した作家・渡辺一枝さんは「私たちがやめたら、向こうの思うつぼだというのは本当にそうだと思う」、参加した芸人・松元ヒロさんは「体験した人のことを継いでいく。なかったことにするのではなく」と語った。集まった人たちの中には子どもの姿もあった。澤地さんは「私は若い人と話しするのは大事。今言えることがある。私は言おうと思っている。言う義務があると思っている」と語った。「そう、日本人がかつて直面した戦争の実相を知る努力です」など、「『若いあなたへ』それでも私は戦争に反対します。」(平凡社)の内容の一部を紹介。
住所: 東京都千代田区永田町1-7-1