経済成長を続けるインド。GDP(国内総生産)は来年には日本を抜き、3年後には世界3位になる見通し。その経済成長を加速させているのが新たなビジネスを生み出すスタートアップ企業。インドでは2016年には僅か300社ほどだったが、現在は10万社以上。この8年間で330倍に急増している。理由はインド政府がスタートアップ企業に対し、補助金や税制上の優遇措置など積極的な支援を行っているため。新たなビジネスはインドをどう変えようとしているのか。スタートアップ企業が集まるハイデラバードを取材した。世界のIT企業が拠点を置くインド南部の街、ハイデラバード。その中でひときわ目立つ巨大な施設がある。世界最大のスタートアップ企業の支援施設。施設はNPOが行政などと連携し、運営している。さまざまな分野のスタートアップ企業がオフィスを設置。その数は600社以上に上る。ここではビジネスを実現させるためのアドバイスや資金確保の支援などを受けることができる。AIを搭載した監視カメラなどを開発している男性。施設のおかげで協力してくれる外国企業を見つけることができた。地球と宇宙を行き来できるロケットの開発を進めている男性も。