中国の去年1年間のGDPの伸び率は前年と比べて+5.0%となり、5%前後とした政府の目標は達成した。ただ、企業の生産が堅調だった一方、不動産不況の長期化を背景に消費者の節約志向が続く中で、去年1年間の小売業の売上高は3.7%のプラスにとどまったほか、工場の建設などへの投資を示す固定資産投資が不動産向けや民間企業による投資が振るわなかったことから、3.8%のマイナスとなった。また、去年10月~先月までのGDPの伸び率は前年の同じ時期と比べて+4.5%と+4.8%だった前の3か月間を下回った。中国では内需の停滞に加え、アメリカとの貿易摩擦が再び激化することへの警戒感も根強く、景気の先行きに不透明感が広がっている。
