日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受け、国土交通省は緊急対策を取りまとめた。緊急対策では航空機の発着回数が多い羽田を含む7空港で滑走路への誤進入時に色で注意喚起するモニターを常に監視する管制官を配置。また、事故を巡っては管制官が交信で伝えた出発順を意味する「ナンバーワン」を海保機が離陸許可と誤認した可能性があることから、当面の間、管制官は事前に出発の順番を伝えずに離陸許可を出すとしている。羽田では昨日から実施されているが、今後すべての空港で順次運用。その他に滑走路手前の停止位置標識を暗い時間でも見やすいように光で反射する塗装に切り替え。こうした対策に加えて国交省は有識者による検討会を立ち上げ安全対策を協議するとしている。