手話通訳官は困りごとの相談や刑事手続きなどの業務を手話を使って行う警察職員で、多くの人が県内を訪れると見込まれる再来年度の国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会などでの活躍が期待されている。このほど手話通訳官に弘前警察署地域課の黒滝和代課長が東北地方で初めて任命され、きょう指定書が手渡された。この後、黒滝課長は耳が不自由な人が交通事故にあったことを想定したデモンストレーションを披露し、ケガの有無や事故の状況などを手話ですばやく聞き取っていた。黒滝課長はこれまで自主的に講習を受けるなどして手話を学んだという。