衆議院では昨日、石破総理の所信表明演説に対する代表質問が行われた。国民民主党・浅野議員からは「103万円の壁は最低賃金の上昇率などを勘案して178万円に引き上げるべき」と決意を問われた。これに対し石破総理は「令和7年度税制改正の中で議論し引き上げる。これらに伴う諸課題に関しては今後検討を進め、解決策について結論を得るとの記述を盛り込んだところ」とした。立憲民主党の野田代表は争点の1つになっている政策活動費について切り込んだ。政党から議員個人に渡され、使い道を公開する必要がないことからブラックボックスと問題視されてきたが、自民党は2023年分で8億5050万円を支出している。自民党がまとめた政治改革案では廃止を明記しているが、その一方で外交上の秘密に関する支出や有識者のプライバシー、企業の営業秘密に配慮すべき支出には公表方法を工夫するとあり、新たなブラックボックスを作ろうとしているのではないかと野田代表は指摘。