TVでた蔵トップ>> キーワード

「国立能楽堂」 のテレビ露出情報

建設費の高騰などで今、全国各地で商業施設や公共施設の建設が大幅な計画の見直しを余儀なくされている。1966年に開場した国立劇場は伝統芸能を保存継承する拠点として数々の舞台が上演されてきたが去年10月末、建て替えのために閉場し57年の歴史に幕を閉じた。大劇場には国内有数の16ものせりがあり俳優の登場やセットを動かす演出に存分に生かされてきた。せりなどを動かすのは舞台の下にある重さおよそ300トンに及ぶ大きな装置。半世紀以上使い続けて老朽化したびたび不具合を起こすようになっていた。当初は2029年度中の再開場を目指していたが入札の不調が続きこれまでの計画を見直すことになった。再開の時期はいまだ見通せない。伝統の灯を絶やしてはならないと国立劇場閉場中も都内のホールなどを借りて主催公演を行っている。ただ、施設を長期間借りることは難しく公演数は閉場前の半分以下に。公演場所が毎回変わることもあり常連客の足も遠のいているのが実情だ。花道のない劇場で歌舞伎の上演を余儀なくされることもある。少しでも本格的な舞台に近づけようと苦肉の策で特設の花道を設置した。国立劇場を運営する日本芸術文化振興会はそれぞれの劇場に応じた演出に積極的に取り組みたいとしている。再開場の見通しが立たない中、新たな発想で、逆境を乗り越えようとしているのが日本舞踊の花柳寿楽。古くから習い事として発展してきた日本舞踊は着物を着た日本人の所作や動きの美しさを今に伝えている。日本舞踊の人たちにとって国立劇場は最高のひのき舞台だった。長期の閉場を見据え寿楽が数年前から新たに始めたのが能楽堂での公演。国立劇場と違って客がいるのは舞台の正面だけではなく、横にいる客も意識して体の向きを変えたり踊る位置を後ろに下げたりするなど再構成している。再開場の日まで挑戦は続けるつもりだが、伝統芸能を伝える拠点は必要だと考えている。海外にも誇れる日本の伝統芸能を安心して継続できるように私たちもこの問題に関心を寄せていきたい。
住所: 東京都渋谷区千駄ケ谷4-18-1
URL: http://www.ntj.jac.go.jp/nou/

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年5月11日放送 1:30 - 2:30 NHK総合
謎解き!ヒミツの至宝さん(スゴ技スペシャル)
能の物語は夢幻能という形式が基本となっている。能楽師は能面をつけ、恋に執着する女性の幽霊や非業の死を遂げた武将の亡霊になり物語を語る。能面は魂が宿る依代とされる。最古の家系である金春家に伝わる能面を8K3DCG化した。小面は若い女性の能面。表情は喜怒哀楽に寄せない中間表情で、変化する主人公の心情を1種類の能面で表現するための工夫。角度を変えることで表情が変わ[…続きを読む]

2025年5月10日放送 17:30 - 18:00 フジテレビ
Live News イット!(ニュース)
狂言は室町時代に完成した庶民の生活や世相を滑稽に描いた喜劇。ふらっと狂言会は年配ファンが多い中、若い人にも気軽に鑑賞してほしいと始まった。主催は狂言師の六世野村万之丞さん。多くの来場者で長蛇の列ができたこの催し。会場には若い世代が多くみられた。20代以下のチケット代は2000円。公演の直前には、解説タイムを作って初めての人にもわかりやすく狂言の楽しみ方をアド[…続きを読む]

2024年11月20日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
列島ニュース列島リポート
能楽で演者が役柄に応じて着ける能面を手がける能面師・久保博山さんは、高校教師として働き始めた頃に能と出会い、迫力のある能面を作りたいと思い33歳のときに能面師を目指した。久保さんがこれまでに手がけた作品は100点以上。和歌山をはじめ、東京の国立能楽堂や海外の舞台でも使われた。2012年度には、優れた伝統工芸の技術者に贈られる和歌山県名匠に選ばれた。今月、能面[…続きを読む]

2024年11月11日放送 7:00 - 7:45 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
建設費の高騰などで東京の中野サンプラザ跡地など、今、全国各地で商業施設や公共施設の建設が大幅な計画の見直しを余儀なくされている。そうした中で日本の伝統芸能の拠点、東京の国立劇場も建て替えのために閉場して1年がたつが、入札の不調でいまだ解体工事も始まっていない。長引く劇場の空白期間を見据えた模索が始まっている。1966年に開場した国立劇場。伝統芸能を保存継承す[…続きを読む]

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.