世界各国の中央銀行が参加するBISは15日に公表した報告書で関税の引き上げによる物価高を一時的とみなして政策金利を維持し続けると最終的に物価の安定で遅れをとり、大幅な利上げが必要になる恐れがあると警鐘を鳴らした。トランプ政権の相互関税で世界経済には下押し圧力がかかり、一般に関税は課す側のアメリカなどで物価高を誘発する反面、課される側の相手国で需要や物価の下振れを招く傾向がある。BISは関税の引き上げでインフレ予想が不安定になった場合、もっとも安全な政策運営は物価目標を達成できる水準に政策金利を定めることだと、利上げが後手に回らないよう予防的な対応を呼びかけた。(日経電子版)
