子供の中学受験のために日本にやってきた趙さん家族。中国では、高校に進学できるのは約半分なのだと趙さんは言う。高校進学の時点でこれほどの厳しさ。さらに、これが大学受験となると。受験年齢の人口が約1600万人もいるのに対し、4年制大学の定員数が478万人と約3割しか大学へは進めない。そんな過激な競争の結果として、趙さんは「小中学校の段階で勉強時間が増え遊ぶ時間は益々減っている」とコメント。そんな実情を映してか超進学校の様子をアップしたSNSでは体育の授業中も教科書を手放さない姿や昼食の時間も。全員起立し、大声でテキストを読み上げるという冗談のような光景まで。そんな教育システムに背を向け日本に移住してきた趙さんは言う。と、父親が思えば思うほど不思議と子供の成績は伸びていき。今では国語も1年生にして、2年生の文法を学んでいる。そんな父親の願いを受け、日本でのびのびと成長している息子。