自分が好きなものを応援する「推し活」の経済効果に注目が集まっている。今年4月に千葉・美浜区で行われたスター・ウォーズのイベントには、3日間で10万人以上が来日し、最高額14万円のチケットが完売し、グッズも多く売れたという。北見さんは「皆さんの消費が活発に感じ取れた取材でした。推し活を研究する民間企業のアンケートでは、推し活人口が1300万人以上となることがわかり、国民の10人に1人以上が推し活をしている計算となります。また、市場規模は3兆5000億円となります。日銀が去年10月に公表した地域経済報告では、若者の推し活需要が旺盛で、グッズなどの販売が好調なもと、客単価も上昇しており、レジャー施設での支出は惜しまない傾向が伺われるとのことで、個人消費をつかむ重要な動向の一つとして捉えられています」などと話した。