上昇傾向となっている卵の価格について坂本農林水産大臣は今後改善される見込みとの見通しを示した。JA全農たまごによると去年、鳥インフルエンザの流行で1キロ当たり350円の最高値を記録した卵Mサイズの平均卸売価格はことしに入ってからは落ち着いたものの先月以降、再び上昇傾向となっている。きょう生産者やメーカーなどが出席して開かれた検討会では上昇傾向の理由について夏の猛暑の影響で卵の生産量が減ったことや、外食産業の月見フェアで需要が高まっていることなどが指摘された。農林水産省は今後、防疫体制を強化し鳥インフルエンザによる供給不足に備えていくなどとしている。