寝台特急「北斗星」は2015年、鉄道ファンに惜しまれながら運行を終了。きょうJR東日本のグループ会社が、北斗星の客室をイメージした賃貸マンションを初めて公開。きょう開業した複合施設「ekismさいたま新都心」にはシェアオフィスや飲食店などが入っていて、さいたま新都心駅に直結という好立地が魅力。賃貸マンションはこの中にある。「北斗星ルーム ツインデラックスタイプ」を案内したジェイアール東日本都市開発の梁済永は「北斗星で使われていた備品と、それを再現した空間がポイント」などと話した。アーチ型の天井や温かみのあるランプなど、趣のある当時の様子を再現。広さは27平米で家賃は月19万円。より高級感を押し出したロイヤルタイプは月21万円。きょうから入居の申し込みを受け付け、抽選で入居者が決まる。ジェイアール東日本都市開発はこれまで高架下などでの開発に力を入れてきたが、駅チカニーズの高まりを受け、賃貸住宅の開発に力を入れる方針。